概要とスペック
PS5の容量不足解消のため、今回購入したSSDは下記の「KLEVV SSD 2TB C920」で、PlayStation5 では動作確認済となっており、最大読取速度 7000MB/s で5年保証もついています。
製品型名は「K02TBM2SP0-C92EC」です。
搭載されているNANDフラッシュメモリ
上記写真はSSDに搭載されたフラッシュメモリを撮影したものになります。型名は「IA7BG94AYA」でした。
この型名を調べたところ、「Micron 176-layer 3D TLC NAND」ということでした。※マイクロン 176層 3D TLC NAND
これは、SEAGATEのFIRECUDA530でも使われているNANDでした。
搭載されているDRAM
上記写真はSSDの搭載されたDRAMを撮影したものになります。型名はH5AN8G6NCJRでした。
この型名を調べたところ、SK Hynix のDRAMで、これも SEAGATEのFIRECUDA530 で使われているものでした。
搭載されているNVMe SSDコントローラー
このSSDに搭載されているコントローラは「Phison PS5018-E18」というもので、CFDから販売されているSSDの「PG4VNZ」シリーズにも使われているものでした。
まとめ
容量 | 2TB |
読込速度 | 7000MB/s(最大) |
書込速度 | 6850MB/s(最大) |
インタフェース | NVMe PCIe Gen4×4 / フォームファクタ:M.2 2280 |
フラッシュ | Micron 176-layer 3D TLC NAND |
DRAM | SK Hynix H5AN8G6NCJR |
コントローラー | Phison PS5018-E18 |
実装(片面/両面) | 両面実装 |
他のGen4 SSD製品よりも値段が安く心配でしたが、搭載されているチップ類を調べた結果、他の有名製品でも使われているものでしたのでひとまず安心しました。
また、ESSENCORE(ブランド:KLEVV)とSK hynixはSKグループの企業で、 SK hynixは自社で DRAMの製造が出来ます。
ちなみに SK hynix は昔ヒュンダイ系の企業だったそうで、半導体メーカーのHyundai Electronics Industries(現代電子産業)と、なんとLG Semicon(LG半導体)が合併して2001年に誕生した、独立系の半導体メーカーだったことが今回調べてわかりました。
自社でDRAMを製造できる有名企業は
- Samsung
- SK Hynix
- Micron
の3社が有名どころです。
日本も昔は自社で製造できる企業がいて世界でも有名でしたが、今はご存じの通り残念な結果となっています。
SSDのヒートシンク
このSSDはヒートシンクがついていませんので別途用意する必要があり、今回は以下のモノを購入しました。
ヒートシンクセットの中身
以下は実際に届いた製品の外観です。
プラスチックケースにすべて入っている形でした。
プラスチックケースを開けた中身は以下のような感じです。
取り付け手順書(日本語)、ヒートシンク本体(上下から挟みこむ両面実装対応)、ネジ5本、ドライバー、サーマルパッド2枚、パーツクリーナー(wetとDryシート)
次回はヒートシンクの取り付け & PS5への取り付けをしてみたいと思います↓
コメント
こんにちは初めまして!
私もこのSSDを購入しようと思っているのですが
ECO版とECO記載されてない版があるのですがどちらが良いのでしょうか?
ECOとは何のことなのでしょうか?
コメントありがとうございます。
ブログでは「K02TBM2SP0-C92EC」を紹介していますが「K02TBM2SP0-C92」の型名もあるようでした。
“ECO”ではなくて、上記製品型名の末尾についている”EC”のことでしょうか?
もしそうであれば、どちらもWeb掲載のカタログスペックを見たところ同じものでしたので、推測になってしまうのですが、恐らく流通ルートによって末尾の型名が違うだけと思われますので、安い方かよく利用するサイトで購入するのが良いのかと思います。